ちっち‐ぜみ【ちっち蝉】
セミの一種。体長は翅(はね)の先まで3センチくらい。体は黒色で褐色の紋がある。夏・秋に松林などでチッチッチッと続けて鳴く。北海道のものは近縁種のエゾチッチゼミ。《季 秋》
ちとせ‐ぼら【千歳法螺】
イトマキボラ科の巻き貝。潮間帯の岩礁にすむ。殻高約15センチ。殻表は白色で茶褐色のジグザグ模様がある。本州南部から南に分布。灘夜泣(なだよなき)。
チベット‐すなぎつね【チベット砂狐】
食肉目イヌ科の哺乳類。褐色または灰褐色の厚い毛皮をもつ。チベットやネパールなどの乾燥地帯に生息。
ちゃ【茶】
[音]チャ(慣) サ(唐) [学習漢字]2年 〈チャ〉 1 木の名。チャ。チャノキ。「茶園」 2 チャの葉を飲料用に加工したもの。また、その飲料。「茶器・茶碗/紅茶・新茶・製茶・煎茶(せんちゃ...
ちゃせん‐しだ【茶筅羊歯】
チャセンシダ科の常緑、多年生のシダ。山中にみられ、葉は羽状複葉で、柄は黒褐色でつやがある。名は、根際からいっせいに出るのを茶筅に見立てたことによる。チャセンシダ科にはトラノオシダ・オオタニワタリ...
ちゃ‐どくが【茶毒蛾】
ドクガ科のガ。翅(はね)は開張約3センチで黄色い。雄に黒褐色の鱗粉が多い。幼虫は茶・ツバキ・サザンカの葉を食べ、茶毛虫とよばれ、毒針毛に触れると皮膚に炎症を起こす。
ちゃばね‐せせり【茶翅挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張3センチくらいで黒褐色。前翅には環状に大小の白点の列がある。草原に多く、敏速に飛ぶ。幼虫は稲・ススキ・笹などの葉を食べる。
ちゅう‐じろ【中白】
1 玄米を半ば白い程度に搗(つ)いた米。ちゅうはく。 2 白味噌と赤味噌との中間の薄い茶色をした味噌。 3 白砂糖と赤砂糖との中間の薄い褐色をした砂糖。
ちゅうひ【沢鵟】
タカ科の鳥。全長は雄が48センチ、雌が58センチくらい。褐色で、脚が長い。葦原(あしはら)などでみられ、翼をV字形に広げて飛ぶ。ユーラシア大陸に分布。南日本では冬鳥、北日本では少数が繁殖。
ちょうげんぼう【長元坊】
ハヤブサ科の鳥。全長は雄が33センチ、雌が38センチくらい。褐色の地に黒い縞模様があり、雄は頭と尾が青灰色。断崖(だんがい)で繁殖し、秋・冬は農耕地や河原でみられる。まぐそだか。