はちみつ‐が【蜂蜜蛾】
メイガ科の昆虫。翅(はね)の開張2〜3センチ、灰色または淡褐色。幼虫はミツバチの巣を食害。
はっ‐かん【白鷴】
キジ科の鳥。雄は尾が長くて全長約1メートル。雌は約50センチ。雄は背面が白、腹面が黒で顔が赤い。雌は褐色。中国南西部の森林に分布。
はったん‐おり【八端織(り)/八反織(り)】
《1反が普通の絽(ろ)の8反の重さに相当するところからいう》練り糸を用いて、縦・横に褐色と黄色の縞模様を表した厚地の絹織物。丹前や布団地などに用いる。綾糸織り。
はつえん‐しょうさん【発煙硝酸】
二酸化窒素を多量に含む濃硝酸。常温で二酸化窒素の赤褐色の煙を出す。酸化力がきわめて強く、酸化剤・ニトロ化剤などとして利用。
はつ‐たけ【初茸】
ベニタケ科のキノコ。日本特産。初秋、松林に生える。傘は中央のくぼんだ山形から漏斗状になり、淡赤褐色で表面に色の濃い同心円状の紋がある。傷ついた部分が緑青色に変わるので藍茸(あいたけ)ともいう。食...
はと‐むぎ【鳩麦】
イネ科の一年草。高さ約1.5メートル。ジュズダマに似て、細長い葉が互生し、夏から秋、雌花と雄花との穂がつく。実は暗褐色の堅い鞘(さや)をもつが、指で割ることができる。種子は漢方で薏苡仁(よくいに...
はな‐おこぜ【花鰧】
カエルアンコウ科の海水魚。全長約15センチ。体高が高く、側扁し、体表に小突起が散在。黄色に黒褐色の斑紋がある。流れ藻について生活する。本州中部以南に分布。
はな‐ごけ【花苔】
ハナゴケ科の地衣類。高山や寒冷地に群生。全体が樹状に分枝し、高さ3〜10センチ、灰白色。枝の先に子器(しき)がつき、暗褐色。北極圏ではトナカイの飼料に利用。となかいごけ。
はな‐しか【花鹿】
シカ科の哺乳類。夏毛は淡褐色、冬毛は橙褐色で、年間を通して白い斑点が明瞭。台湾の山地にすむ。台湾鹿。かろく。
はな‐どり【花鳥】
スズメ目ハナドリ科の鳥の総称。多くはスズメより小形で、雄は赤・黄・青・黒色などのはでな羽毛をもつ。雌は緑色や緑褐色。花の蜜を好む。中国南部からオーストラリアにかけて分布。