あやめ‐がさね【菖蒲襲】
襲の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は濃紅梅。陰暦4〜6月に用いる。しょうぶがさね。
いつえ‐がさね【五重襲】
1 「五つ衣(ぎぬ)」に同じ。 2 うえのきぬ、または唐衣(からぎぬ)で、裏を5枚重ねて縫い合わせたもの。
いつつ‐がさね【五つ重ね/五つ襲】
「五つ衣(ぎぬ)」に同じ。
いん‐しゅう【因習/因襲】
古くから伝えられてきた風習。多く、非難の意を含んで用いられる。「—を打破する」
うのはな‐がさね【卯の花襲】
襲の色目の名。表は白、裏は青。陰暦4、5月に用いた。
うめ‐がさね【梅襲】
襲の色目の名。表は濃紅、裏は薄紅。11月から2月にかけて用いる。うめぞめ。
うわ‐おそい【上襲】
衵(あこめ)や袿(うちき)の上に重ねる衣。うわがけ。「この衵の—は、なにの色にかつかうまつらすべき」〈枕・八〉
うわ‐がさね【上襲】
1 着物の上前(うわまえ)。うわがえ。 2 下襲(したがさね)の上に着るもの。うわぎ。
おすい【襲】
古代の衣服の一。頭からかぶって衣服の上を覆い、下は裾まで長く垂れた衣(きぬ)という。
おそい【襲】
1 上着。女房などが、袿(うちき)・打ち衣(ぎぬ)の上に着たもの。「御—はいづれをか奉らむ」〈宇津保・内侍督〉 2 上を覆うもの。覆い。「車の簾、かたはらなどに挿し余りて、—、棟などに」〈枕・九...