あか‐だすき【赤襷】
1 若い女性などが斜め十文字に掛ける赤いたすき。 2 召集令状を受けて入隊する者が、肩から斜めに掛けた太く赤いたすき。
あや‐だすき【綾襷】
背中でX字形になるように結んだ、たすき。
けさ‐だすき【袈裟襷】
梵鐘(ぼんしょう)の表面にある縦横の帯。袈裟形。
しろ‐だすき【白襷】
白色のたすき。
たか‐だすき【高襷】
たすきで袖を高くからげること。
たすき【襷/手繦】
1 和服の袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも。背中で斜め十文字に交差させ両肩にまわして結ぶ。 2 一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも。「次走者に...
たま‐だすき【玉襷】
[名]たすきの美称。「衣の袖に—上げ」〈盛衰記・一八〉 [枕] 1 たすきを項(うなじ)に懸けるところから、「うね」「懸く」にかかる。「—畝傍(うねび)の山の」〈万・二九〉 「—かけず忘れむ...
とり‐だすき【鳥襷】
綾(あや)や浮き織物の織り文様の一。花菱(はなびし)を中心に、図案化された尾長鳥が2羽ずつ相対し、輪違いに連なっている文様。指貫(さしぬき)や屏風(びょうぶ)の裏などに用いられる。
はね‐だすき【撥ね襷】
歌舞伎で、荒事(あらごと)の扮装に用いる紅白・紫白の太い襷。芯(しん)に針金を入れ、結び目の輪や先端がぴんと張るようになっている。
はや‐だすき【早襷】
紐(ひも)の一端を口にくわえて手早く襷をかけること。