むうちゅう‐ろん【無宇宙論】
宇宙あるいは世界の実在性を認めず、それを神や自我の様態または仮象と見なす思想。エレア学派やスピノザ・バークリーなどにみられる。無世界論。
ゆいしん‐ろん【唯心論】
哲学で、世界の本質と根源を精神的なものに求め、物質的なものはその現象ないし仮象と見なす形而上学的、世界観的な立場。プラトン・ライプニッツ・ヘーゲルらがその代表者。⇔唯物論。→観念論
ゆいぶつ‐ろん【唯物論】
哲学で、精神的なものに対する物質的なものの根源性を主張し、精神的なものはその現象ないし仮象と見なす認識論的、形而上学的な立場。この考え方は古代のインド・中国や初期ギリシャ哲学にもみられるが、近代...
ろうどう‐きせい【労働寄生】
寄生種が宿主から直接栄養などを取らず、宿主が取った餌を横取りすること。カッコウ類の托卵や社会性昆虫に見られる社会寄生も、広義の労働寄生と見なす場合がある。