たから‐ぶね【宝船】
縁起物の一。宝物・米俵・七福神などを乗せた船。また、それを描いた絵に「なかきよのとをのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな」という回文歌(かいぶんうた)を書き、正月2日の夜、枕の下に敷...
た‐が【誰が】
[連語]《代名詞「た」+格助詞「が」》 1 (連体修飾語としての用法)だれの。「—ために鐘は鳴る」「防人にゆくは—背と問ふ人を見るがともしさ物思(ものもひ)もせず」〈万・四四二五〉 2 (主語と...
たく‐りつ【卓立】
[名](スル)他にぬきんでて立っていること。ひときわ目立ってすぐれていること。「其放縦不覊世俗の外に—せしところを見るに」〈子規・俳人蕪村〉
た‐けん【他見】
ほかの人が見ること。また、ほかの人に見せること。「—をはばかる書類」
ただ‐め【直目】
直接に見ること。まのあたりに見ること。「語り継ぐからにもここだ恋しきを—に見けむ古壮士(いにしへをとこ)」〈万・一八〇三〉
たち‐かわ・る【立ち代はる/立ち替はる】
[動ラ四] 1 移りかわる。「—・り古き都となりぬれば道の芝草長く生ひにけり」〈万・一〇四八〉 2 入れかわる。交替する。「唐衣—・りぬる春の世にいかでか花の色も見るべき」〈栄花・疑ひ〉
たち‐げ【立(ち)毛】
1 農作物の収穫する前の状態。「金では取れないと見ると帳場は—の中に押収してしまう」〈有島・カインの末裔〉 2 寝ないで立っている毛。
たち‐み【立(ち)見】
1 立ったままで見物すること。 2 劇場で、一幕ごとの料金を払い、立ったままで見ること。また、その場所。幕見。一幕見。「—席」
たち・みる【立ち見る】
[動マ上一]立って見る。「家のあたり我(わ)が—・みれば」〈万・五〇九〉
たて‐いれ【立(て)入れ/達入れ】
1 義理や意気地を立て通すこと。意地の張り合い。たてひき。「もっと実のある面白い—が何(ど)の位あったか知れないと思うがね」〈眉山・ゆふだすき〉 2 下げ墨をして柱などがまっすぐかどうか見ること。