ふた‐め【二目】
二度見ること。
二目(ふため)と見(み)られない
二度と見る気にならない。「—惨状」
蓋(ふた)を開(あ)・ける
1 物事を始める。また、物事の実情・結果などを見る。「効果のほどは—・けてみなければわからない」 2 劇場などが開場する。特に、芝居で、その日の狂言を始めるのにいう。
ふ‐に【不二】
1 仏語。対立していて二元的に見える事柄も、絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。 2 ⇒ふじ(不二)
ふり‐あお・ぐ【振(り)仰ぐ】
[動ガ五(四)]顔を上へ向けて高い所を見る。「天を—・ぐ」
ふり‐さ・く【振り放く】
[動カ下二]はるかに仰ぎ見る。振り仰ぐ。「—・けて三日月見れば一目見し人の眉引(まよび)き思ほゆるかも」〈万・九九四〉
ふりさけ・みる【振り放け見る】
[動マ上一]振り仰いで遠方を見る。「天の原—・みれば春日なる三笠の山に出でし月かも」〈古今・羇旅〉
ふり‐む・く【振(り)向く】
[動カ五(四)] 1 顔やからだを後方へ向ける。振り返って見る。「呼ばれて—・く」 2 その方へ注意を向ける。関心を寄せる。「安物には—・きもしない」 [動カ下二]「ふりむける」の文語形。
ふる‐さと【古里/故里/故郷】
1 自分の生まれ育った土地。故郷(こきょう)。郷里。「—に帰る」 2 荒れ果てた古い土地。特に、都などがあったが今は衰えている土地。「君により言の繁きを—の明日香(あすか)の川にみそぎしに行く」...
ふん‐ぜん【紛然】
[ト・タル][文][形動タリ]物事が入り乱れてごたごたしているさま。「—たる様相」「葬(とむらい)を見る、送るもの—として雲の如し」〈露伴・日ぐらし物語〉