まなこ‐い【眼居】
物を見るときの目のようす。目つき。まなざし。「—なども、うたてよろづになつかしからねど」〈枕・四一〉
ま‐の‐あたり
《「目の辺り」の意か。「目の当たり」とも書く》 [名] 1 目のすぐ前。眼前。「災害のあとを—に見る」 2 疑う余地のない事がら。事実。「地獄極楽破滅せんは—なるに」〈根無草・一〉 [副] ...
ま‐ば・る【瞻る】
[動ラ四]《「目(ま)張る」の意》目を大きく開いてよく見る。注視する。「この御足跡(みあと)を—・りまつれば」〈仏足石歌〉
まぶし・い【眩しい】
[形][文]まぶ・し[シク] 1 光が強すぎて、まともに見にくい。まばゆい。「裸電球が—・い」 2 まともに見ることがためらわれるほど美しい。また、尊い。「彼女の輝くばかりの笑顔が—・い」 [派...
まぼろし【幻】
1 実際にはないのに、あるように見えるもの。また、まもなく消えるはかないもののたとえ。幻影。「死んだ母の—を見る」「—のようにはかない人生」 2 その存在さえ疑わしいほど、珍しいもの。「—の...
ま‐み【目見】
1 物を見る目つき。まなざし。「水の底を深く眺め入り給へる—の気色」〈狭衣・二〉 2 目もと。「うち腫れたる—も、人に見えむが恥づかしきに」〈源・少女〉 3 目。まなこ。ひとみ。「いといたう黒く...
ま‐も・る【守る/護る】
[動ラ五(四)]《「目(ま)守(も)る」の意》 1 侵されたり、害が及ばないように防ぐ。「犯罪から青少年を—・ろう」「身を—・る術」 2 決めたことや規則に従う。「約束を—・る」「教えを—・る」...
まる‐がかえ【丸抱え】
1 芸者の経費一切を置屋が負担し、代わりにその稼ぎはすべて置屋が取ることで芸者を雇うこと。 2 資金や生活費などの費用を全部出してやること。また、必要とするすべての面倒を見ること。「大企業が—で...
マルチバース【multi-verse】
ユニバース(宇宙)のユニ(単一)をマルチ(多重、多数)に置き換えた造語。宇宙は我々が存在する宇宙だけでなく、別に、または無数に存在するかもしれないという仮説に基づく。インフレーション宇宙論から導...
まんじゅしゃげ【曼珠沙華】
1 《(梵)mañjūṣakaの音写。如意花などと訳す》仏語。白色柔軟で、これを見る者はおのずから悪業を離れるという天界の花。 2 ヒガンバナの別名。《季 秋》