しに‐びと【死に人】
死んだ人。死者。しびと。「河原には—もふせりと見聞けど」〈かげろふ・中〉
しゅうがく‐りょこう【修学旅行】
児童・生徒が文化・産業などの重要地を実地に見聞して知識や情操を深めるため、教師が引率して行う旅行。
しょうばくきぶん【松漠紀聞】
南宋の洪晧(皓)(こうこう)が、金(きん)に使して唐の松漠郡督府の故地冷山に15年間抑留されたときの見聞記。2巻。紹興(1131〜1162)末年ごろ刊。
尻(しり)から抜(ぬ)・ける
見聞してもすぐに忘れてしまう。尻抜けである。「学問は—・けるほたるかな」〈蕪村句集〉
しんはなつみ【新花摘】
江戸後期の発句・俳文集。1冊。与謝蕪村著。寛政9年(1797)刊。俳句のほか怪異談が多く、俳論・見聞録なども収録。
じつ‐れき【実歴】
1 身をもって経験したこと。実際に見聞きした事柄。「—の事を筆録して、遺忘に備うるは」〈中村訳・西国立志編〉 2 偽りのない履歴。
ジパング【(イタリア)Zipangu】
マルコ=ポーロの「東方見聞録」で、日本をさすとされている地名。中国の東方1500海里にある黄金の島として紹介された。英語のジャパン(Japan)はこの語から転じたもの。
じ‐もく【耳目】
1 耳と目。聞くことと見ること。見聞。「—を広める」「—に触れる」 2 多くの人々の注意。「世間の—を集める」 3 ある人の目や耳となって、仕事を助けること。また、その人。「長官の—となって働く」
ずい‐ひつ【随筆】
自己の見聞・体験・感想などを、筆に任せて自由な形式で書いた文章。随想。エッセー。
せいゆうろく【西遊録】
中国の地理書。1巻。元の耶律楚材(やりつそざい)撰。チンギス=ハンの西征に従って見聞した中央・西アジア諸地方の地理・風俗を記録。