ぶん‐と【聞睹】
[名](スル)聞いたり見たりすること。見聞。「時俗の廃頽するを—する毎に」〈魯庵・社会百面相〉
ほか‐め【外目】
よそに目を移すこと。よそみ。「—せず見聞くけしきどもを見て」〈大鏡・時平〉
ほくさぶんりゃく【北槎聞略】
江戸後期の漂流記録書。11巻、付録1巻。桂川甫周編。寛政6年(1794)成立。天明2年(1782)大黒屋光太夫らの乗った船が遭難し、アリューシャン列島アムチトカ島に漂着してロシア人に救助され、1...
まくら‐ぞうし【枕草紙】
《「まくらそうし」とも》 1 身辺に置いて、日々の見聞や思いついたことなどを書き留めておく綴じ本形式の雑記帳。 2 春画の本。また、春本。
まねび‐いだ・す【学び出だす】
[動サ四]見聞したことを、それらしく語り出す。「さてありぬべき方をばつくろひて—・すに」〈源・帚木〉
まねび‐た・つ【学び立つ】
[動タ下二]見聞したことを言い述べる。言い立てる。「磨きまし給へる御方々のありさま、—・てむも言の葉足るまじくなむ」〈源・初音〉
み‐き・く【見聞く】
[動カ五(四)]見たり聞いたりする。見聞する。「いろいろ—・くに恐ろしい事件だ」
みみぶくろ【耳嚢/耳袋】
江戸中期の随筆。10巻。根岸鎮衛(ねぎしやすもり)著。佐渡奉行・勘定奉行・町奉行を務めた著者の見聞録で、未刊ながら写本で伝わる。
みやげ‐ばなし【土産話】
旅先で見聞したことを語り聞かせる話。「—に花を咲かせる」
みやこ‐ほとり【都辺り】
1 都の近辺。「ある聖(ひじり)、—をいとふ心深くて」〈発心集〉 2 都の近辺に住んでいて見聞が広いこと。「下﨟(げらふ)なれども、—といふことなれば」〈大鏡・序〉