離見(りけん)の見(けん)
世阿弥の能楽論で、演者が、自分をはなれ観客の立場で自分の姿を見ること。自分の演技について客観的な視点をもつことをいう。離見。
りょう‐けん【料簡/了見/了簡】
[名](スル) 1 考え。思慮。分別。「悪い—を起こす」 2 考えをめぐらすこと。「好く—して前後を考えて見たら」〈紅葉・金色夜叉〉 3 こらえること。堪忍。「熊胆が出るや否や帰って仕舞ったと云...
れっ‐けん【列見】
主に平安時代の朝廷における年中行事の一。2月11日に、式部省・兵部省が選んだ六位以下の器量ある官人を昇叙するため、それらの人を太政官に列立させ、大臣もしくは上卿(しょうけい)が引見する式。
ろう‐けん【陋見】
1 狭い見解。あさはかな考え。「因襲の—に囚われている年寄の」〈二葉亭・平凡〉 2 自分の考えをへりくだっていう語。卑見。
ろ‐けん【露見/露顕】
[名](スル) 1 秘密や悪事など隠していたことが表に現れること。ばれること。「旧悪が—する」 2 結婚してから3日目に他人に披露すること。ところあらわし。「女御(にょうご)入内(じゅだい)の事...
わき‐み【脇見】
[名](スル)わきに目を向けること。他のことに気をとられること。よそみ。脇目。「—して運転を誤る」
わすれ‐がたみ【忘れ形見】
1 その人を忘れないように残しておく記念の品。「亡父の—のパイプ」 2 父が死んだとき、母の胎内にいた子。また、親の死んだあとに残された子。遺児。「兄夫婦の—をひきとる」