そう‐らん【総覧/綜覧】
[名](スル) 1 全体にわたって目を通すこと。「紳士録を—する」 2 関係事項をまとめて、全体を見通せるようにした書物。「文化史—」
それ御覧(ごらん)
「それ見ろ」「それ見たことか」を穏やかにいった言葉。「—、切符は売り切れてたでしょ」
そん‐らん【尊覧】
他人を敬って、その人が見ることをいう語。高覧。
たいていごらん【大抵御覧】
江戸後期の洒落本。1冊。朱楽菅江(あけらかんこう)作。安永8年(1779)刊。当時の江戸の新名所三景を背景にその賑わいを描く。書名は、中国宋代の類書「太平御覧(たいへいぎょらん)」のもじり。
たいへいぎょらん【太平御覧】
中国宋代の類書。1000巻。太宗の命で李昉(りぼう)らが編集。983年(太平興国8年)成立。55門に分かれ、現在伝わらない書を含め1690種の文献を引用し、項目別に分類したもの。
たい‐らん【台覧】
皇族など高貴な人が見ること。
つう‐らん【通覧】
[名](スル)全体にわたってひととおり目を通すこと。「各社の募集要項を—する」
てん‐らん【天覧】
天皇が観賞すること。叡覧(えいらん)。「—試合」
てん‐らん【展覧】
[名](スル)書画・物品などを広げたり並べたりして一般に見せること。「絵画を—する」
ない‐らん【内覧】
[名](スル) 1 内々で見ること。「重要書類を—する」 2 「内見2」に同じ。 3 平安時代以降、太政官から天皇に奏上する文書を、摂政・関白または宣旨を受けた大臣が前もって読んで処置すること。