なごり‐おし・い【名残惜しい】
[形][文]なごりを・し[シク]別れがつらく、心残りのするさま。「親友との別れはことさら—・い」
なさけ‐ごかし【情けごかし】
情けがあるかのように振る舞って、実は自分のためにすること。「親切な介抱は—にこの金を取らうたくみであったるか」〈伎・小袖曽我〉
情(なさ)けは人(ひと)の為(ため)ならず
人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。誤って、親切にするのはその人のためにならないの意に用いることがある。 [補説]文化庁が発...
情(なさ)けを掛(か)・ける
哀れみをかける。親切にいたわる。「不遇な友に—・ける」
なさぬ‐なか【生さぬ仲】
[連語]血のつながりのない親子の間柄。柳川春葉の同名の新聞小説が、大正2年(1913)に劇化されてから広まった語。 [補説]書名別項。→生さぬ仲
なさぬなか【生さぬ仲】
柳川春葉の小説。実母と継母、継子の葛藤を描く。大正元年(1912)から大正2年(1913)にかけて「大阪毎日新聞」に連載。大正2年(1913)に舞台化されて流行、義理の親子関係を「生さぬ仲」と呼...
なし‐くずし【済し崩し】
1 物事を少しずつかたづけていくこと。「—に努力する」 2 物事を少しずつ変化させ、うやむやにしてしまうこと。「企画が—に変更される」「新体制に—的に移行した」 3 借金を少しずつ返すこと。「高...
ナショナル‐プレスクラブ【National Press Club】
米ワシントンに駐在する世界各国の新聞・通信・放送特派員が組織している親睦団体。
な‐じみ【馴染み】
1 なれ親しんで知っていること。また、その人。「—の店」「昔の—に会う」 2 同じ遊女のもとに通いなれること。また、その客。遊女の側からもいう。 3 長年つれ添った夫、または妻。「—に別れての当...
なじみ‐きゃく【馴染み客】
1 いつも来てなれ親しんでいる客。 2 遊里で、一人の遊女に通いなれた客。