うばそく‐の‐みや【優婆塞の宮】
《在俗のまま戒を受けて仏弟子となった親王の意》源氏物語の登場人物。桐壺(きりつぼ)帝の第8皇子で、光源氏の異母弟。優婆塞として宇治に住み、宇治八の宮と呼ばれた。宇治の大君(おおいぎみ)らの父。
うぶ‐やしない【産養ひ】
1 出産後3日・5日・7日・9日目の夜に、親類が産婦や赤子の衣服、飲食物などを贈って祝宴を開くこと。また、その贈り物。平安時代、貴族の家で盛んに行われた。現在の「お七夜の祝い」はこの名残。「七日...
うまれ‐だち【生まれ立ち】
1 生まれてすぐのころ。「—から親はない」〈浄・油地獄〉 2 生まれながらにもっている性質。生まれつき。天性。「—の悪(わり)い野郎なら、おぽっぽで遊びあるいて」〈滑・浮世風呂・二〉
うま・れる【生(ま)れる/産(ま)れる】
[動ラ下一][文]うま・る[ラ下二] 1 子が母親の胎内から出る。また、卵からかえる。出生する。誕生する。「子猫が四匹—・れる」「商家に—・れる」 2 新しく作り出されて、世に出る。物事が新たに...
うみ【生み/産み】
生むこと。生んだこと。物を新しく作り出すこと。「—の苦しみ」「—の親」
うみつばめジョーのきせき【海燕ジョーの奇跡】
佐木隆三の長編小説。昭和54年(1979)、「別冊小説新潮」誌に連載。翌昭和55年(1980)、単行本刊行。フィリピン人の父親をもつ青年やくざの姿を描く。沖縄で実際に起こった抗争事件にヒントを得...
うみ‐の‐おや【生みの親/産みの親】
1 自分を生んでくれた親。実の親。 2 物事を最初に始めた人。最初に作り出した人。「近代医学の—」
生(う)みの親(おや)より育(そだ)ての親(おや)
自分を生んでくれただけの実の親より、養育してくれた親のほうがありがたいということ。生みの恩より育ての恩。
うみ‐の‐おん【生みの恩/産みの恩】
自分を生んでくれた親の恩。
生(う)みの恩(おん)より育(そだ)ての恩(おん)
「生みの親より育ての親」に同じ。