アイデアリスト【idealist】
1 観念論者。→アイデアリズム1 2 理想主義者。理想家。→アイデアリズム2
アイデアリズム【idealism】
1 観念論。 2 理想主義。
カント‐がくは【カント学派】
カントの哲学を継承・発展させた哲学者たち。ラインホルトや、ドイツ観念論哲学者たち、19世紀後半以後の新カント学派など。
かんねん‐ろん【観念論】
1 精神的なものと物質との関係において、精神的なものの側に原理的根源性を置く哲学説。プラトンの客観的観念論、バークリーの主観的観念論、カントの先験的観念論、ヘーゲルの絶対的観念論などがある。アイ...
きゃっかんてき‐かんねんろん【客観的観念論】
哲学で、精神的・観念的なものを主観的意識から独立した客観的原理として立て、世界をそのあらわれとする立場。プラトン・ヘーゲルらに代表される。→主観的観念論
けいけん‐ひはんろん【経験批判論】
ドイツの哲学者アベナリウスとその一派の認識論学説。認識の根拠を個人的要素を排除した純粋経験に求め、そこでは主観と客観、意識と存在の対立などが見いだされないとした。一種の主観的観念論。
しゅかんてき‐かんねんろん【主観的観念論】
哲学で、世界ないし一切の事物の客観的な存在を否定し、それらを個人的主観の意識内容もしくは自我の働きの所産と考える立場。バークリーやフィヒテなどに代表される。→客観的観念論
しん‐りそうしゅぎ【新理想主義】
19世紀後半から20世紀にかけて、ドイツ観念論の精神にたちかえり、さらに発展させようとした哲学的傾向。自然主義・実証主義・唯物論に対する反動として起こった。新カント学派・オイケン・ベルクソン・ク...
じつざい‐ろん【実在論】
1 意識・主観を超えた独立の客観的実在を認め、このような実在をとらえることにおいて認識が成立すると説く立場。唯物論は物質を実在とし、客観的観念論は理念を実在とする。リアリズム。 2 ⇒実念論
じつねん‐ろん【実念論】
中世スコラ学における実在論。カトリック教会の要求に合致した観念論で、プラトンのイデア論を継承し、普遍は個物に先立って実在すると考える立場。リアリズム。→普遍論争