こんてん‐ぎ【渾天儀】
古く中国や日本で、天体の位置や運行を観測するのに使った器械。天空の円形をかたどり、地平環をつけ、黄道・赤道の遊動環を交錯させたもの。諸環の中央にある小軸によって1個ののぞき筒が自由に回転する。こ...
コンプトン‐ガンマせんかんそくえいせい【コンプトンγ線観測衛星/コンプトンガンマ線観測衛星】
1991年4月、NASA(米航空宇宙局)がスペースシャトルを使って打ち上げたガンマ線観測衛星。名称は宇宙線の研究で知られる米国の物理学者アーサー=コンプトンに由来する。四つのガンマ線検出器を搭載...
コービー【COBE】
《Cosmic Background Explorer》1989年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた宇宙背景放射探査機。宇宙背景放射の正確な全天地図の作成、スペクトルの詳細な観測、遠赤外線を...
ごうせいかいこう‐レーダー【合成開口レーダー】
地表観測装置の一種。アンテナを搭載した人工衛星や航空機の動きによって得られた多数の画像を開口合成法を用いて合成し、高い分解能の画像を得る。SAR(synthetic aperture radar)。
ゴブリン【goblin】
1 ヨーロッパの伝説などに登場する小鬼。 2 (Goblin)太陽系外縁天体の一。小惑星センターによる仮符号2015TG387を割り当てられた同天体の愛称。2015年、カーネギー研究所の観測チー...
さいき‐けいこう【再帰蛍光】
真空中に孤立した分子の発光現象。分子自体の振動エネルギーが分子内の電子を励起することによって生じる。理論的にその存在が予言されていたが、2016年に初めて観測に成功した。
さいき‐しんせい【再帰新星】
短期間で2回以上の急激な増光・減光が繰り返して観測された新星。増光の間隔は一般的に不定期であり、1年から数十年程度のものが知られる。回帰新星。反復新星。
さいしゅう‐さんらんめん【最終散乱面】
現在観測される宇宙背景放射の放出面。ビッグバン以来、膨張を続ける宇宙の歴史において、電磁波が初めて自由に伝播できるようになった宇宙の晴れ上がりの時期に、黒体放射がなされた面のこと。
さいしょう‐じじょうほう【最小自乗法/最小二乗法】
いくつかの観測値をもとに、想定される関数を用いて近似するとき、誤差の2乗の和を最小にすることにより、最も確からしい関数を求める方法。
さいだい‐ふうそく【最大風速】
ある時間帯または期間に観測された風速の最大値。天気予報や気象情報では、10分間の平均風速の最大値をいう。 [補説]これに対して、最大瞬間風速は、ある時間帯または期間に観測された3秒間平均風速(瞬...