ようかん【永観】
[1032〜1111]平安中期の僧。浄土教の先駆者。法相(ほっそう)・華厳・三論を学んだが、念仏三昧(ざんまい)に転じた。東大寺別当を務めたのち禅林寺に住し、念仏を布教。著「往生拾因」「往生講式...
えんせい‐かん【厭世観】
1 この世の中では幸福や満足を得られず、積極的な価値は認めがたいとする人生観。また、そのような人生観に基づく哲学上の立場。厭世主義。ペシミズム。⇔楽天観。 2 物事の成り行きを悪い方向にばかり考...
おすねこムルのじんせいかん【牡猫ムルの人生観】
《原題、(ドイツ)Lebensansichten des Katers Murr》ホフマンの風刺的長編小説。未完。1820年から1822年にかけて第2部までを刊行。人語を解する猫ムルの手記という...
かち‐かん【価値観】
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。「—の相違」
かっ‐かん【客観】
[名](スル)⇒きゃっかん(客観)
かん【観】
1 外から見たようすや感じ。外見。「別人の—がある」 2 仏語。真理を観じること。物事を細心に分別して観察し、道理を悟ること。
かん【観〔觀〕】
[音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]みる みせる [学習漢字]4年 1 対象を眺めて見る。見渡す。見物する。「観客・観劇・観光・観梅・観覧/参観・拝観・傍観」 2 物事を念入りに見る。「観察...
かんのん‐かん【観音観】
観無量寿経に説く十六観の一。極楽浄土に往生することを念じ、観世音菩薩(ぼさつ)の相を観想する観法。
がい‐かん【外観】
外側から見た感じ。表面に見える姿。見かけ。うわべ。外見。「城の—」「—を繕う」
がい‐かん【概観】
[名](スル)物事のあらましを見渡すこと。また、大体のありさま。「世界の情勢を—する」