ふ・る【触る】
[動ラ四]物にさわる。ちょっと接触する。「下泣きにわが泣く妻を今夜(こぞ)こそは安く肌—・れ」〈記・下・歌謡〉 [動ラ下二]「ふ(触)れる」の文語形。
ふれ【触れ】
1 触れること。広く一般に告げ知らせること。 2 (「布令」とも書く)官府から広く世間に告げ知らせること。また、その文書。布告。「—が出る」→御触(おふ)れ 3 相撲で、取組前に両力士の名を呼び...
ふれ‐あい【触(れ)合い】
触れ合うこと。また、心を通わせ合うこと。「心と心の—の場」
ふれ‐あ・う【触(れ)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに相手に触れる。「肩が—・う」 2 親しく交わる。心を通わせる。「会員どうしが—・う場をつくる」「自然と—・う」
ふれ‐ある・く【触(れ)歩く】
[動カ五(四)]あちこちへ告げ知らせてまわる。「うわさを方々へ—・く」
ふれ‐うり【触(れ)売り】
「ふりうり」に同じ。
ふれ‐がき【触(れ)書(き)】
1 告げ知らせるための文書。特に江戸時代、幕府や藩主などから一般の人に知らせるための文書。→御触書(おふれがき) 2 歌舞伎で、浄瑠璃の名題や出演者の連名を記したもの。
ふれ‐がしら【触頭】
1 室町時代、京都の町組で、上京13の町組を親町、その他を枝町とした、親町のこと。奉行の命令を枝町に伝達した。 2 江戸時代、寺社奉行の命令を配下の寺院に伝達し、また、配下の寺院からの訴願を奉行...
ふれ‐こみ【触(れ)込み】
触れ込むこと。「事業家という—で乗り込む」
ふれ‐こ・む【触(れ)込む】
[動マ五(四)]前もって広く知らせる。多く、実際とは異なり誇大に宣伝する場合にいう。「一流のモデルだと—・む」