一(いち)も二(に)もなく
提示されたことに対して、とやかく言うまでもなく。即座に。「—引き受ける」
いっく‐どうおん【一口同音】
1 多くの人が声をそろえて、章句を唱えること。 2 多くの人がそろって同じことを言うこと。異口同音(いくどうおん)。「祈りをせよやとて、船中の上下、—に観音の名号をとなへけるに」〈幸若・新曲〉
一犬(いっけん)虚(きょ)に吠(ほ)ゆれば万犬(ばんけん)実(じつ)を伝(つた)う
一人がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人はそれを真実のこととして広めてしまうということのたとえ。一犬形(かたち)に吠ゆれば百犬声に吠ゆ。一人(いちにん)虚を伝うれば万人(ばんにん)実を伝う。
いっ‐こう【一口】
1 一つの口。同じ口。また、一人の人。いっく。 2 刀剣や口のあいている器物の一つ。「蝋塗の晃(きら)めく—の短刀なり」〈紅葉・金色夜叉〉 3 同じように口をそろえて言うこと。「お家の柱をかぶり...
一口(いっこう)に出(い)ずるが如(ごと)し
《「韓非子」内儲説から》大勢の人の言うことが一人の口から出たように同じであること。異口同音。
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】
[名・形動]前に言ったことと、あとで言うこととが違うこと。また、そのさま。二枚舌。「サリトテハ—ナモノヂャ」〈天草本伊曽保・狼と子を持った女〉
一粲(いっさん)に供(きょう)・する
贈り物をしたり自作の詩文などを人に見せたりすることを謙遜して言う言葉。
一粲(いっさん)を博(はく)・す
お笑いぐさになる。自作の詩文などが人に読まれることを謙遜して言う言葉。「人々の—・する料にもと」〈鴎外訳・即興詩人〉
いっ‐ちょう【一丁】
[名] 1 豆腐・刃物など一つ。→丁(ちょう) →挺(ちょう) 2 距離・面積の単位。→丁 3 料理などの一人前。「エビフライ—あがり」 4 勝負事などの一回。ひと勝負。「もう—やろう」 [...
いって‐きます【行って来ます】
[感]外出するときのあいさつの言葉。丁寧に言うときは「行って参ります」。