おひゃ・る
[動ラ四] 1 「おひゃらかす」に同じ。「おいらが顔の棚おろしか。いいかげんに—・るものだ」〈人・娘節用・前〉 2 おべっかを言う。へつらう。「—・る手合を四、五人ひきつれて」〈滑・浮世風呂・三〉
尾鰭(おひれ)を付(つ)・ける
実際にないことを付け加えて話を大げさにする。「ささいなことに—・けて言う」
お‐べっか
相手の機嫌をとろうとして、へつらったり、心にもないお世辞を言うこと。また、その言葉。おべんちゃら。「—を使う」
おべっか・る
[動ラ五(四)]おべっかを言う。「課長に—・らなかったから其れで免職にされたのかな」〈二葉亭・浮雲〉
お‐べんちゃら
相手を喜ばせるための口先ばかりのお世辞。また、それを言う人。「—を真に受ける」
覚(おぼ)えていろ
「あとで必ず仕返しをしてやるから、このことは忘れるな」の意。けんかなどで負けたときの捨てぜりふとして言う。
おまちどお‐さま【御待(ち)遠様】
[形動]人を待たせたときに、わびる気持ちで言う語。
御神酒(おみき)上(あ)がらぬ神(かみ)はない
神様でさえ酒を召し上がるのであるから、人間が酒を飲むのは当然であるということ。酒飲みが好んで言う言葉。
お‐めでとう
[感]《形容詞「おめでたい」の連用形「おめでたく」のウ音便》新年や、相手にめでたい出来事があったときに言うあいさつの言葉。丁寧に言うときは「おめでとうございます」。「ご結婚、—」 [補説]「御目...
おもい‐い・る【思い入る】
[動ラ五(四)]いちずに思う。深く心に思う。また、思い詰める。「仔細(しさい)は語らず唯(ただ)—・ってそう言うた」〈鏡花・高野聖〉 [動ラ下二]深く心に留める。「—・れたる心ざし、見るに涙...