おし‐ごと【推し言】
当てずっぽうにいう言葉。「さてはその事正体なし。此の人は—する人にこそと、沙汰(さた)ありて」〈著聞集・一一〉
おとしめ‐ごと【貶め言】
さげすんでいう言葉。悪口。「あいなき御—になむと、はてはては腹立つを」〈源・若菜下〉
おなごり‐きょうげん【御名残狂言】
1 歌舞伎で、役者が引退するときやその土地・劇場を去るときに暇乞(いとまご)いとして出す狂言。 2 ⇒秋狂言(あききょうげん)
おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】
御目見得3のときに演じる芝居。
およずれ‐ごと【妖言】
根拠のない、人を迷わせる言葉やうわさ。「狂言(たはこと)か—かこもりくの泊瀬(はつせ)の山に廬(いほ)りせりといふ」〈万・一四〇八〉
おん‐げん【温言】
あたたかみのある優しい言葉。「『お銀(ぎん)ちゃん!』などと—で呼留(よびと)める」〈紅葉・二人女房〉
カイロ‐せんげん【カイロ宣言】
第二次大戦中の1943年、米国大統領ルーズベルト・英国首相チャーチル・中国総統蒋介石(しょうかいせき)がカイロで会談し、発表した宣言。日本の無条件降伏要求と、降伏後の日本領土の決定などを内容とし...
かえり‐ごと【返り言/返り事】
《「かえりこと」とも》 1 使者が帰って報告すること。また、その言葉。「三年(みとせ)に至るまで—申さざりき」〈記・上〉 2 人からの手紙や歌などに対する返事。返答。返歌。「心まどはすやうに—し...
かおみせ‐きょうげん【顔見世狂言】
顔見世に上演する歌舞伎狂言。劇中で一座の役者を紹介するが、筋を展開させるうえで、時代や場面などにいろいろな約束事があった。
かかん‐の‐げん【河漢の言】
《「荘子」逍遥遊から。天の川は遠い空にあるところから》漠然として取り留めもない言葉。