あい‐ととの・う【相整う】
[動ワ五(ハ四)]「ととのう」の改まった言い方。特に、交渉や相談などがまとまることについていう。「ご結納の儀めでたく—・いました」
あい‐な・る【相成る】
[動ラ五(四)]「なる」の改まった言い方。「いかが—・りましょうか」
アイヌ
《アイヌ語で人の意》北海道を中心に日本列島北部、樺太(からふと)(サハリン)・千島(クリル)列島などに居住する民族。伝統的に狩猟・漁労・採集を主とする自然と一体の生活様式をもち、吟誦形式の叙事詩...
アイヌ‐ご【アイヌ語】
アイヌの言語。文字をもたず、系統について諸説ある。母音は日本語と同じ五母音で、子音は少なく、有声・無声の対立はない。時制の区別はなく、動詞や名詞に人称を示す接辞がつく。
あい‐の‐きょうげん【間の狂言】
1 「間狂言(あいきょうげん)1」に同じ。 2 人形浄瑠璃で、段と段との間または浄瑠璃の間のつなぎに演じる小品歌舞や、のろま人形のこっけい寸劇。間(あい)の物。あいきょうげん。 3 歌舞伎で、冬...
あい‐の‐て【合(い)の手/相の手/間の手】
1 邦楽で、歌と歌の間に、三味線などの伴奏楽器だけで演奏する部分。 2 歌や踊りの調子に合わせて入れる手拍子や囃子詞(はやしことば)。 3 相手の動作や話の合間に挟む別の動作や言葉。「—を入れる...
あい‐の‐もの【間の物】
1 四度入りの土器製の杯。普通の大きさ(三度入り)と大形(五度入り)の中間のもので、「四(し)」の音を避けた言い方。あいもの。 2 「間(あい)の狂言2」に同じ。
愛(あい)は惜(お)しみなく奪(うば)う
《「愛は惜しみなく与う」をもとにした言葉》人を愛するということは、相手のすべてを奪って自己のものにしようとすることである。有島武郎が評論「惜みなく愛は奪ふ」で主張。
あい‐は・てる【相果てる】
[動タ下一][文]あひは・つ[タ下二]「果てる」の改まった言い方。死ぬ。終わる。「みずから—・てる」
あい‐まい【相舞/合舞】
能・狂言で、二人以上が同じ型で一緒に舞うこと。連れ舞。