そしょう‐ひよう【訴訟費用】
訴訟における裁判所および当事者が支出した費用のうち、法律に定められている範囲のもの。原則として敗訴の当事者や被告人の負担とされる。
そしょう‐ぶつ【訴訟物】
民事訴訟において、審判の対象となるもの。原告が訴訟上の請求として、その存否を主張する権利関係。訴訟の目的。訴訟の客体。
そしょう‐ほう【訴訟法】
訴訟の手続きを定める法規の総称。民事訴訟法・刑事訴訟法など。手続法。
そしょう‐ようけん【訴訟要件】
民事訴訟法上、本案判決をするための前提要件。裁判所が管轄権をもつこと、当事者が当事者能力をもつことなど。
そ‐じょう【訴状】
1 民事訴訟で、訴えを提起するときに、当事者・法定代理人、請求の趣旨および原因などを記載し、第一審の裁判所に提出する書面。 2 中世の訴訟で、訴人(原告)が訴えの趣旨を書いて幕府や領主に提出した...
そ‐ちん【訴陳】
1 訴訟の内容を陳述すること。 2 中世、訴人(原告)と論人(被告)がそれぞれ訴状と陳状により申し立てをすること。
そ‐にん【訴人】
1 訴え出た人。告訴人。 2 中世、訴訟の原告。→論人(ろんにん) 3 目明かし。岡っ引き。 4 訴え出ること。「おのれ少しの欲にめでて、よう—しをったな」〈浄・大経師〉
ぞう‐む【雑務】
1 ⇒ざつむ(雑務) 2 訴訟に関する事務。「—の日なれば、記録所におはしまして」〈増鏡・むら時雨〉
ぞく‐しん【続審】
下級審の審理を基礎としながら、上級審においても新たな訴訟資料の提出を認めて事件の審理を続行して判決をすること。また、その審級。→事後審 →覆審(ふくしん)
ぞん‐ち【存知】
《「ぞんじ」とも》 1 よく知っていること。理解していること。「今は礼儀を—してこそふるまふべきに」〈平家・一〉 2 覚悟していること。「後日の訴訟を—して」〈平家・一〉