いで‐いり【出で入り】
1 出たり入ったりすること。ではいり。「夜深きほどに、人をしづめて—などし給へば」〈源・夕顔〉 2 動作。立ち居振る舞い。「家の人の—憎げならず」〈土佐〉 3 もめごと。訴訟。でいり。「その約束...
いやがらせ‐そしょう【嫌がらせ訴訟】
⇒スラップ訴訟
インカメラ‐しんり【インカメラ審理】
《cameraは裁判官の私室、in cameraは非公開で、の意》米国の裁判制度で、裁判官が法廷ではなく裁判官室で審理を行うこと。日本では、裁判所が文書提出義務の有無を判断するために、所持者に文...
疑(うたが)わしきは罰(ばっ)せず
刑事訴訟で、犯罪事実がはっきりと証明されないときは、被告人の利益になるように決定すべきであるという原則。疑わしきは被告人の利益に。
うち‐ざた【内沙汰】
事を内々で処理すること。正式の訴訟を起こさずに、内輪で取りはからうこと。⇔表沙汰。「まず—にしてみさっしゃれい」〈狂言記・内沙汰〉 [補説]狂言の曲名別項。→内沙汰
うちざた【内沙汰】
狂言。和泉(いずみ)流。大蔵流では「右近左近(おこさこ)」。左近の牛に稲を食われた臆病者の右近は、訴訟しようと女房を地頭に見立ててけいこをするが、それでもおどおどするので女房にどなられ、結局は夫...
うったえ【訴え】
1 訴えること。「—を起こす」 2 裁判などを申し立てること。ある者が他の者または行政庁を相手として、民事訴訟・行政事件訴訟を起こして特定の権利主張をし、その当否について裁判所の審判を求める申し...
うら‐ふう【裏封】
文書の文面を公に保証するものとして裏に記す言葉や署名。また、中世の訴訟で、訴陳状の裏に記した、当事者および奉行の花押(かおう)。
エー‐エー‐エー【AAA】
《American Arbitration Association》米国仲裁協会。訴訟によらない紛争解決を目的とした民間団体。各分野・各産業の専門家6万人が登録されており、紛争当事者はその中から...
おう‐しょ【押書】
1 ある事を履行し、または命令に従うことを誓う文書。誓約状。 2 鎌倉時代、武家の所領の訴訟に際し、訴人(原告)・論人(被告)が裁判所に提出した誓約書。あっしょ。