はく【白】
[音]ハク(漢) ビャク(呉) [訓]しろ しら しろい もうす [学習漢字]1年 〈ハク〉 1 しろ。しろい。「白亜・白衣・白煙・白髪/紅白・純白・精白・蒼白(そうはく)・漂白・卵白」 2 ...
はく【魄】
たましい。精神をつかさどる陽の気を魂(こん)というのに対し、肉体をつかさどるという陰の霊気。「楽(がく)はわが魂と共に、わが耳によりてわが—を動かせり」〈鴎外訳・即興詩人〉
はくぎょく‐ろう【白玉楼】
《中国、唐の詩人李賀(りが)の臨終の時、天帝の使いが来て、「白玉楼を完成したので召してその記を書かせよ」との命を告げたという故事から》文人・墨客が死後に行くといわれる天上の宮殿。
はく‐し【白詩】
唐の白居易(はくきょい)の詩。
はくしもんじゅう【白氏文集】
唐の白居易の詩文集。元稹(げんしん)編の「白氏長慶集」50巻(824年成立)に自撰の後集20巻、続後集5巻を加えたもの。現本は71巻と目録1巻。日本には平安時代に伝来し、「文集(もんじゅう)」と...
はく‐せん【白戦】
1 武器を持たず素手で戦うこと。 2 漢詩を競作するとき、題に縁のある一定の語の使用を禁じて、才を争うこと。
白扇(はくせん)倒(さかしま)に懸(か)かる
《石川丈山の詩「富士山」から》富士山が雪に覆われてそびえている姿の形容。
はくちょう
川崎洋の詩。同作を表題作とする第一詩集は昭和30年(1955)刊行。
はくちょう‐の‐うた【白鳥の歌】
死ぬまぎわに白鳥がうたうという歌。その時の声が最も美しいという言い伝えから、ある人が最後に作った詩歌や曲、また、生前最後の演奏など。
《原題、(ドイツ)Schwanengesang》シューベ...
薄氷(はくひょう)を履(ふ)む
《「詩経」小雅・小旻から》非常に危険な状態に臨むことのたとえ。「—思い」