批点(ひてん)を打(う)・つ
1 詩歌・文章などに評点を加える。 2 欠点を指摘して攻撃する。「葉子のする事為す事に—・ちながらも」〈有島・或る女〉
ひと‐もと【一本】
草や木などのいっぽん。また、一つだけ離れて立っている草や木など。「—松」「滑(なめらか)なる床には、—の草だに生いず」〈鴎外訳・即興詩人〉
ひとりのおんなに【ひとりの女に】
黒田三郎の詩集。昭和29年(1954)刊行。翌年、第5回H氏賞受賞。愛する女性(後の黒田の妻)に宛てた恋愛詩。
ひのむすめたち【火の娘たち】
《原題、(フランス)Les Filles du feu》ネルバルの短編小説集。女性の名を冠した七つの小説からなる。1854年刊行。巻末に詩集「幻想詩集」を採録する。
ひ‐はぎ【引剝ぎ】
「ひきはぎ」の音変化。「—は旅人を覗(うかが)うのみにて」〈鴎外訳・即興詩人〉
ひはんてきさくしほうのこころみ【批判的作詩法の試み】
《原題、(ドイツ)Versuch einer critischen Dichtkunst》ゴットシェットの著作。1730年刊。フランスの詩人ボワローの著作「詩学」(1674年刊)を範に、理性主義...
ひばりによす【雲雀に寄す】
《原題To a Skylark》英国の詩人シェリーによる叙情詩。1820年の作品。
ひゃくろく‐いん【百六韻】
韻による漢字分類の一。宋の劉淵(りゅうえん)による107韻の「平水韻」を、元代に修正して106にしたもの。明・清以来作詩の標準に用いられ、これも「平水韻」と称せられる。
ヒュペーリオン【(ドイツ)Hyperion】
ドイツの詩人ヘルダーリンが著した唯一の小説。第1巻は1797年、第2巻は1799年刊。哲学的な教養小説。
ヒューディブラス【Hudibras】
バトラーの詩作品。3部からなる。ピューリタンを風刺した作品。