アイヌ
《アイヌ語で人の意》北海道を中心に日本列島北部、樺太(からふと)(サハリン)・千島(クリル)列島などに居住する民族。伝統的に狩猟・漁労・採集を主とする自然と一体の生活様式をもち、吟誦形式の叙事詩...
あいのぎじゅつ【愛の技術】
《原題、(ラテン)Ars amatoria》古代ローマの詩人、オウィディウスによる叙情詩。紀元1年頃の作品。全3巻からなる恋愛指南書で、1、2巻が男性向け、3巻が女性向けの内容。性的描写が露骨だ...
あいのししゅう【愛の詩集】
室生犀星の詩集。大正7年(1918)刊。
アイルランドかようしゅう【アイルランド歌謡集】
《原題Irish Melodies》ムーアによるアイルランドの民謡詩集。全10巻。1808年から1834年にかけて刊行。日本では唱歌「庭の千草」として知られる「夏の名残の薔薇」などを含む。
逢(あ)うは別(わか)れの始(はじ)め
《白居易「和夢遊春詩一百韻」の「合うは離るるの始め」から》会った人とはいつか必ず別れなければならない。無常のたとえ。
アエネイス【(ラテン)Aeneis】
古代ローマの詩人ウェルギリウスの未完の長編叙事詩。12巻が現存。英雄アイネイアスを描く。
あおいはな【青い花】
《原題、(ドイツ)Heinrich von Ofterdingen》ノバーリスの未完の小説。1802年刊。無限へのあこがれの象徴としての青い花を求めて旅をする物語。ドイツロマン派の詩の精神と愛を...
あおうまをみたり【蒼馬を見たり】
林芙美子の詩集。昭和4年(1929)刊。
あおねこ【青猫】
萩原朔太郎の詩集。大正12年(1923)刊。人生の不安定さ、無為と倦怠(けんたい)の情をうたっている。
あおひげ【青髯】
《原題、(フランス)Barbe-Bleue》17世紀フランスの詩人シャルル=ペローの童話。また、その主人公。六人の妻を次々に殺す青ひげの男。