き【詭】
[音]キ(呉)(漢) [訓]いつわる たがう 1 悪だくみでだます。「詭計・詭弁」 2 普通と違う。「詭激」
き‐べん【詭弁/詭辯】
1 道理に合わないことを強引に正当化しようとする弁論。こじつけ。「—を弄(ろう)する」 2 《sophism》論理学で、外見・形式をもっともらしく見せかけた虚偽の論法。 [補説]1は「奇弁」、2...
ぎ‐すいり【偽推理】
無意識的な誤った推理。意識的な詭弁(きべん)とは区別される。論過。
く‐しょう【苦笑】
[名](スル)他人または自分の行動やおかれた状況の愚かしさ・こっけいさに、不快感やとまどいの気持ちをもちながら、しかたなく笑うこと。にが笑い。「—をもらす」「相手の詭弁(きべん)に—する」
けんぱく‐どうい【堅白同異】
《公孫竜「堅白論」から》中国、戦国時代に、公孫竜の説いた詭弁(きべん)的命題。堅くて白い石があるとき、「堅さ」と「白さ」とは、別個の認識であるが、存在としては一つのものである、という考え方の違い...
さんびゃく‐だいげん【三百代言】
1 代言人の資格がなくて他人の訴訟や談判などを扱った者。もぐりの代言人。また、弁護士をののしっていう語。 2 相手を巧みに言いくるめる弁舌。詭弁(きべん)。また、それを用いる者。
スピン‐ドクター【spin doctor】
《spinには「情報操作、偏った解釈」などの意がある》特定の人物や組織などに有利になるような情報操作に長(た)けた者。論点のすり替え、恣意的な引用、上辺だけの謝罪、詭弁(きべん)などを駆使して人...
ソフィスティケーション【sophistication】
1 詭弁(きべん)。また、詭弁を弄(ろう)すること。 2 都会風に洗練されていること。
ソフィスト【sophist】
《知者の意》前5世紀ごろの古代ギリシャで、アテネを中心として弁論術や政治・法律などを授けた職業的教育家たち。プロタゴラス・ゴルギアスらが代表者。後世では転じて詭弁家を意味するようになった。詭弁学派。
ソフィズム【sophism】
詭弁(きべん)。へ理屈。