ほこら‐か・す【誇らかす】
[動サ四]得意そうなさまをする。誇らしげにする。「大きなる黒鞘巻を隠したる気もなく、指し—・したりけるが」〈盛衰記・一〉
ほこらし・い【誇らしい】
[形][文]ほこら・し[シク]得意で自慢したい気持ちである。「—・い顔つき」「選出されたことを—・く思う」 [派生]ほこらしげ[形動]ほこらしさ[名]
ほこり【誇り】
誇ること。名誉に感じること。また、その心。「一家の—」「—を傷つけられる」
ほこり‐か【誇りか】
[形動][文][ナリ]「ほこ(誇)らか」に同じ。「一種—な気持さえ感じながら」〈梶井・檸檬〉
ほこり‐がお【誇り顔】
得意げな顔つき。「—で話す」
ほこり‐たか・い【誇り高い】
[形]誇りをもち、品格を保っている。誇りに満ちあふれている。「—・き勇者」
ほこりたかきひとびと【誇り高き人々】
吉目木晴彦の長編小説。平成3年(1991)刊行。第19回平林たい子文学賞受賞。
ほこ・る【誇る】
[動ラ五(四)] 1 すぐれていると思って得意になる。また、その気持ちを言葉や態度で人に示す。自慢する。「技(わざ)を—・る」 2 誇示すべき状態にある。また、そのことを名誉に思う。「輝かしい実...
ほころ・う【誇ろふ】
[動ハ四]《動詞「ほこ(誇)る」の未然形「ほこら」に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「ほこらふ」の音変化》得意になっている。誇りとしている。「我(あれ)を除(お)きて人はあらじと—・へど」〈万・八九二〉