ふくのかみ【福の神】
狂言。年の暮れに二人の信者が出雲大社に参詣すると、福の神が現れて、神酒を所望し、富貴になる心得を語る。
ふんぱん‐もの【噴飯物】
食べかけの飯をこらえきれずに噴き出してしまうほどに、おかしくてたまらない出来事。もの笑いのたねになるような、みっともない事柄。「政治屋が政界浄化を語るなど—だ」 [補説]文化庁が発表した平成24...
ぶ・つ【打つ/撃つ/撲つ】
[動タ五(四)]《「うつ」の音変化》 1 たたく。なぐる。また、ぶつける。「子供のおしりを—・つ」「転んでひざを—・つ」 2 演説する、語る意などを強めていう語。「一席—・つ」 3 博打(ばくち...
ぶとうかい【舞踏会】
芥川竜之介の短編小説。大正9年(1920)1月、雑誌「新潮」に発表。ある老婦人が鹿鳴館の舞踏会でのフランス人将校との思い出を語る。ピエール=ロチの著作「秋の日本」に着想を得た作品。
ブラいっぽん【腕一本】
《ブラはフランス語で腕の意のbrasから》洋画家、藤田嗣治の随筆集。昭和11年(1936)刊行。エコール‐ド‐パリの交友関係などを語る。
へい‐きょく【平曲】
語り物の一種。琵琶(びわ)の伴奏によって平家物語を語るもの。鎌倉初期、盲人生仏(しょうぶつ)が始めたという。鎌倉末期、一方(いちかた)と八坂(やさか)の二流に分かれ、南北朝時代に一方流に明石検校...
へいけ‐ざとう【平家座頭】
平曲を語る座頭。
へん‐ぶん【変文】
中国唐代、仏教経典の内容を絵解きした変相図(へんそうず)をもとに語る際の台本。散文と韻文とをまじえて平易に説く。20世紀になって敦煌(とんこう)から発見された。
ほう‐ふ【抱負】
心の中にいだいている決意や志望。「—を語る」
ほお‐ゆが・む【頰歪む】
[動マ四]話が事実と異なって伝わる。「つきづきしくまねびなすには、—・む事もあめればこそ」〈源・朝顔〉 [動マ下二]事実をたがえる。「朝顔奉り給ひし歌などを、少し—・めて語るも聞こゆ」〈源・帚木〉