はた‐こ【畑子】
語義未詳。畑に働く人の意か。「—らが夜昼といはず行く道を」〈万・一九三〉
ふた‐ほがみ
語義未詳。布多(栃木県の地名。国府所在地)にいた国守のことか。一説に、腹黒い人とも、神の名ともいう。「—悪しけ人なりあたゆまひ(=急病)我がする時に防人(さきもり)に差す」〈万・四三八二〉
ふ・ゆ【振ゆ】
[動ヤ下二]語義未詳。揺れ動く意か。「佩(は)かせる太刀本つるき末—・ゆ」〈記・中・歌謡〉
まさず‐こ【美児】
語義未詳。美しい娘またはいとしい子を親しんでよぶ語か。「沖へには小舟連らくくろざやの—吾妹(わぎも)国へ下らす」〈記・下・歌謡〉
め‐なら・ぶ【目並ぶ】
[動バ下二]多くの人の目で見る。一説に、並べてよく見くらべる。「西の市にただひとり出でて—・べず買ひてし絹の商(あき)じこりかも」〈万・一二六四〉 [動バ四]語義未詳。親しくする、仲がよいな...
ゆき‐かぐ・る【行きかぐる】
[動ラ下二]語義未詳。行って求婚する意、または、行って寄り集まる意か。「湊(みなと)入りに舟漕ぐごとく—・れ」〈万・一八〇七〉