い‐かい【遺戒/遺誡】
子孫などのために残した訓戒。ゆいかい。「父の—を心にきざむ」
かい【誡】
[音]カイ(漢) [訓]いましめる いましめ 1 言葉で注意する。いましめる。いましめ。「誡飭(かいちょく)/遺誡・教誡・訓誡」 2 文体の一。いましめの言葉。「女誡」 [補説]1は「戒」と通用...
かん‐かい【勧誡】
[名](スル)善に向かうようにすすめ、悪に陥らないよういましめること。「嘗(かつ)て弥氏(ミルレル)を—して曰(いわ)く」〈中村訳・西国立志編〉
かんけいかい【菅家遺誡】
教訓書。2巻。著者未詳。室町時代の成立といわれる。公家で守るべきことを菅原道真に仮託して33条にまとめたもの。神事・田猟・武備・刑罰・冠婚葬祭などに分類。菅家遺訓。かんけゆいかい。
かんぴょうのごゆいかい【寛平御遺誡】
寛平9年(897)宇多天皇が譲位の際、幼少の醍醐天皇に与えた教訓書。1巻。公事儀式・任官叙位のあり方、天皇の日常作法などを説く。
きょう‐かい【教戒/教誡】
[名](スル)教えいましめること。
きん‐かい【謹戒/謹誡】
[名](スル)いましめること。また、自らつつしみいましめること。「余は時々に発明してみずから—なすべきなり」〈逍遥・小説神髄〉
くん‐かい【訓戒/訓誡】
[名](スル) 1 物事の理非・善悪を教えさとし、いましめること。「—を垂れる」「部下を—する」 2 会社や学校などの懲戒処罰で、最も軽いもの。「—処分」
じっ‐かい【十戒/十誡】
1 (十戒)仏語。 ㋐沙弥(しゃみ)・沙弥尼の守らなければならない10の戒め。不殺生・不偸盗(ふちゅうとう)・不淫・不妄語・不飲酒(ふおんじゅ)・不塗飾香鬘(ふとしょくこうまん)・不歌舞観聴・不...
じょ‐かい【女誡】
女性が守るべきいましめ。