かてい‐しょうせつ【家庭小説】
1 家庭内部の種々な出来事を題材とする小説。 2 家庭内のだれでもが読めるような健全で通俗的な小説。徳富蘆花「不如帰(ほととぎす)」をはじめ明治30年代に流行。
かへいすうりょう‐せつ【貨幣数量説】
物価水準の上下は、他の事情が等しいかぎり、貨幣数量の増減に比例するという学説。米国の経済学者フィッシャーに代表される。
かんせいてい‐せつ【感生帝説】
古代中国の帝王伝説の一。帝王の母が、何らかの自然現象に感じて懐妊し、帝王を生んだとする説話。簡狄(かんてき)がツバメの卵をのんで殷(いん)の始祖契(せつ)を生んだ話など。
かん‐せつ【勧説】
[名](スル)ある行為をするように説くこと。かんぜい。「安政六年の末から、中丸昌庵が主として—した所である」〈鴎外・渋江抽斎〉
かんちょう‐しょうせつ【勧懲小説】
勧善懲悪を主題とする小説。坪内逍遥が使用した語。
カントラプラス‐の‐せいうんせつ【カントラプラスの星雲説】
1755年にカントが唱え、96年にラプラスが補説した、太陽系の起源についての説。緩やかに回転する高温の星雲状ガス塊が、冷却収縮するにつれて回転を速めて環を生じ、環は球状にまとまって惑星となり、中...
かんねん‐しょうせつ【観念小説】
ある観念の具象化を目的として書かれた小説。特に日清(にっしん)戦争直後に現れた、現実社会の矛盾・暗黒面に対する作者の観念を問題意識として提出した小説をさす。泉鏡花の「夜行巡査」「外科室」、川上眉...
かんのう‐しょうせつ【官能小説】
性行為の描写を主題とする小説。
ガイア‐かせつ【ガイア仮説】
⇒ガイア理論
がい‐せつ【概説】
[名](スル)ある事柄の全体にわたって、そのあらましを説明すること。また、その説明。「日本文学の流れを—する」