だれかににたひと【だれかに似た人】
阿刀田高の短編小説集。昭和59年(1984)刊。男女の関係をテーマにしたミステリー。
だれ‐かれ【誰彼】
[代]《古くは「たれかれ」》不定称の人代名詞。特定しない複数の人をいう語。あの人、この人。「—の容赦はない」
だれかれ‐なし‐に【誰彼無しに】
[連語]だれかれの区別なく。だれにでも。「—声をかける」
だれがほんをころすのか【だれが「本」を殺すのか】
佐野真一によるノンフィクション。出版不況を主題とする。平成11年(1999)から平成12年(2000)にかけて「プレジデント」誌に連載した記事を、平成13年(2001)に書籍化したもの。
だれ‐しも【誰しも】
[連語]《代名詞「だれ」+連語「しも」。古くは「たれしも」とも》「だれも」を強めた言い方。だれでも。だれだって。「—幸せを願う」
だれ‐しらぬ【誰知らぬ】
[連語](打消しの語を伴って)だれも知らない。皆が知っている事柄を強調していうときに用いる。「—者とてない話」
だれ‐それ【誰某】
[代]《古くは「たれそれ」》不定称の人代名詞。具体的な名をあげないで人をさしたり、名のわからないときに人をさしたりする語。なにがし。「—に聞いた話」「—とかいう人も来ていた」
だれだはなぞのをあらすものは【誰だ?花園を荒す者は!】
中村武羅夫の文芸評論。昭和3年(1928)「新潮」誌に発表。純文学という花園の文学的純粋性を、政治性をもって荒そうとするプロレタリア文学への危機感を表明している。
だれ‐だれ【誰誰】
《古くは「たれたれ」》不定称の人代名詞。 1 具体的でなく、漠然と二人以上の人をさす語。だれとだれ。「今日の参加者は—か」 2 なんとかいう人。だれそれ。「どこの—かわからない」
だれでも‐トイレ【誰でもトイレ】
高齢者、車椅子使用者、乳幼児連れや妊婦、排泄器官障害者など、さまざまな人が利用しやすいように設計されたトイレ。平成8年(1996)に公布された「東京都福祉のまちづくり条例施行規則」で用いられた言葉。