だれ‐とく【誰得】
《「誰が得をするのか」の略》俗に、世間では不人気だろう、無価値だろうと感じられる物事についていう語。「—の企画」
誰(だれ)に見(み)しょとて紅(べに)鉄漿(かね)つきょうぞ
歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)」の詞章。あとに「みんなぬしへの心中立て」と続く。誰に見せようとして顔に紅をひき、お歯黒を塗ったりしましょうか、みんな恋しいあなたに真...
だれ‐ひとり【誰一人】
[連語]《古くは「たれひとり」とも》だれも。一人も。下に打消しの語を伴って用いる。「当時を知る人は—いない」「—として信じない」
だれも‐かも【誰も彼も】
[連語]《古くは「たれもかも」》あの人もこの人も。すべての人が。だれもかれも。「—が噂している」
だれも‐かれも【誰も彼も】
[連語]「だれもかも」に同じ。「—同じ意見だ」
だれもしらないちいさなくに【だれも知らない小さな国】
佐藤さとるによる児童文学作品。不思議な小人と人間の交流を描く「コロボックル物語」シリーズの第1作。昭和34年(1959)刊行。同年、第13回毎日出版文化賞受賞。翌年、第9回児童文学者協会新人賞受賞。
だれもねてはならぬ【誰も寝てはならぬ】
《原題、(イタリア)Nessun dorma》プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の第3幕で主人公の王子カラフによって歌われる有名なアリア。