はいかい‐しきもく【俳諧式目】
俳諧の連歌の方式・規則。江戸初期、松永貞徳が連歌式目に準拠して定めたものに始まるという。俳諧式。俳式。
はいかいしちぶしゅう【俳諧七部集】
俳諧撰集。7部12冊。佐久間柳居編。享保17年(1732)ころの成立。蕉門の代表的撰集「冬の日」「春の日」「曠野(あらの)」「ひさご」「猿蓑(さるみの)」「炭俵」「続猿蓑」を成立年代順にまとめた...
はいかいしょがくしょう【誹諧初学抄】
俳諧論書。1冊。斎藤徳元著。寛永18年(1641)刊。俳諧の式目を定め、連歌と俳諧の違いを解説。
はいかいたいよう【俳諧大要】
俳論。1冊。正岡子規著。明治28年(1895)発表。俳句の学び方と作法を三段階に分けて論じたもの。
はいかいてびき【俳諧手引】
高浜年尾の著作。昭和21年(1946)刊。
はいかい‐の‐れんが【俳諧の連歌】
連歌の一体。もと、余興として作られた、卑近なこっけい味を主とする連歌。室町末期、山崎宗鑑・荒木田守武らによって独自の文芸となり、江戸時代、松永貞徳・西山宗因らを経て、松尾芭蕉に至り蕉風俳諧として...
はいかいぶくろ【俳諧袋】
大江丸の俳諧集。享和元年(1801)刊行の第2家集。
はいかいぶんこ【俳諧文庫】
俳書。24冊。大野洒竹ら編。明治30〜34年(1897〜1901)刊。山崎宗鑑・荒木田守武の時代から文化・文政期(1804〜1830)までの古俳書中の重要作品を採録し、作者別・種類別などに編集し...
はいかい‐み【俳諧味】
俳諧がもっている風趣・味わい。脱俗・風流・飄逸(ひょういつ)・洒脱(しゃだつ)などの傾向を特色とする。俳趣味。俳味。
はいかいもうぎゅう【俳諧蒙求】
岡西惟中の俳論書。上下巻。延宝3年(1675)刊。