うけ‐ち【請地】
1 中世の荘園制で、地頭などが毎年一定額の年貢を請け負って納入する代わりに、支配権の委任を受けた土地。 2 琉球(りゅうきゅう)で、農地の割り替えの対象とならなかった土地。
うけ‐とり【受(け)取(り)/請(け)取(り)】
1 受け取ること。「荷物の—に行く」 2 (受取)金銭・品物などを受け取った証拠として相手に渡す書き付け。受取証。領収証。「家賃の—を書く」 3 引き受けた仕事。与えられた仕事。「それくれえな—...
うけとり‐ぶしん【請取普請】
《「うけとりふしん」とも》請負でする土木・建築関係の仕事。また、その請負人。「—の日用頭(ひようがしら)に、ふるなの忠六といふ男」〈浮・胸算用・三〉
うけ‐と・る【受(け)取る/請(け)取る】
[動ラ五(四)] 1 受けて取る。渡されたものを受け収める。「手紙を—・る」 2 人の言葉や行動などを自分なりの判断で解釈する。また、納得する。「話を額面どおりに—・る」「善意に—・る」 3 責...
うけ‐にん【請(け)人】
借金・売買契約・人物などの保証をする人。近世には金請(かねうけ)・人請(ひとうけ)・地請(じうけ)・店請(たなうけ)などの別があった。保証人。「自分の財産(しんだい)を挙げて—の義務を果たすと云...
うけ‐はん【請(け)判】
請け人が保証のために押す判。また、保証人となってその判を押すこと。「幸い融通して呉れるという人がある。その—をして呉れ」〈万太郎・末枯〉
うけ‐ばな【請花】
塔の九輪(くりん)や宝珠(ほうじゅ)などの下についている花形の飾り。多く八葉(はちよう)の蓮華(れんげ)で上を向いている。
うけ‐ぶみ【請文】
上司または身分の上の者の仰せに対して承諾したことを書いた文書。請け書き。請け書(しょ)。散状。「御—のおもむき僉議(せんぎ)せらる」〈平家・一〇〉
うけ‐もどし【受(け)戻し/請(け)戻し】
[名](スル) 1 債務者が借金を弁済して、入質した物や借用証書を取り戻すこと。 2 債務者が手形・小切手などの支払いに際し、所持人に対して証券の返還を求めること。
うけ‐もど・す【受(け)戻す/請(け)戻す】
[動サ五(四)] 1 借り金を返して、質物や抵当物件を取り返す。うけだす。「質ぐさの指輪を流れる前に—・す」 2 預けておいた金品を返してもらう。「学資の余分を亭主が預って置いて呉れるのを—・し...