かがくりょう‐ろん【化学量論】
物質の化学的組成と物理的性質との間の数量的な関係を研究する化学の一部門。初めは、質量保存の法則・定比例の法則・気体反応の法則などを対象とした。
かくりつ‐ろん【確率論】
偶然事象に関して、その起こる確率の理論と応用を研究する数学の一部門。公算論。
かくりつろんのかいせきりろん【確率論の解析理論】
《原題、(フランス)Théorie analytique des probabilités》フランスの数学者・天文学者ラプラスの著した数学書。1812年刊。統計的推定・確率分布・中心極限定理につ...
かく‐ろん【各論】
全体をいくつかの項目・部門に分け、その一つ一つについての意見・論議。「総論賛成、—反対」⇔総論。
かく‐ろん【確論】
1 根拠に基づく確かな議論。「退いて考うればいまだ—というべからず」〈逍遥・小説神髄〉 2 他人の意に反して争うこと。〈色葉字類抄〉
かせい‐ろん【火成論】
地球内部の火の力を重視し、花崗岩(かこうがん)や玄武岩はマグマの冷却固結でできるという説。18世紀末、英国のハットンらが唱え、水成論を唱えたドイツのA=G=ウェルナーらとの大論争を経て認められた。
かち‐ろん【価値論】
1 価値の本質、価値と事実との関係、価値判断の妥当性などについて哲学的に考察する学問。狭義には、19世紀後半からドイツに興った新カント学派の価値哲学をさす。 2 経済学で、商品の価値の本質・形成...
かつ‐ろん【勝論】
⇒バイシェーシカ学派
かなづち‐ろん【金槌論】
金槌で釘を打ち込むように、自分の言い分を繰り返し述べて、押し通そうとする議論。「ひっしひっしと生木に釘打つ—」〈浄・双生隅田川〉
か‐ろん【歌論】
和歌の本質・美的理念・歌風・詠作手法などに関する理論や評論。「—書」