もろ‐あぶみ【諸鐙】
左右両方の鐙。諸角(もろがく)。
諸鐙(もろあぶみ)を合(あ)わ・す
馬を速く駆けさせるために、左右の鐙で、同時に馬の腹を打つ。「—・せて馳せ参りて」〈太平記・一六〉
もろ‐いと【諸糸】
「諸縒(もろよ)り糸」に同じ。
もろ‐おや【諸親/両親/双親】
両親(りょうしん)。ふたおや。
もろ‐おり【諸織(り)】
縦横ともに諸縒(もろよ)り糸で織った上質の平織りの絹織物。
もろ‐おりど【諸折(り)戸/両折(り)戸】
両開きで左右とも折り戸である戸。→片折り戸
もろ‐かが【諸加賀】
諸縒(もろよ)り糸で織った極上質の加賀絹。
もろ‐かぎ【諸鉤】
ひもの結び目の両方を輪にして結ぶこと。→片鉤(かたかぎ)
もろ‐かずら【諸葛/諸鬘】
1 フタバアオイの別名。 2 《「もろかつら」とも》古く、京都賀茂神社の賀茂の祭に、桂(かつら)と葵(あおい)の二つを髪や冠にさすもの。また、社殿を飾るもの。葵だけをかけるのを「かたかずら」とい...
もろ‐がいな【諸腕】
左右の腕。両腕。「長沼五郎が—」〈浄・会稽山〉