しょ【諸】
[音]ショ(漢) [訓]もろ もろもろ これ [学習漢字]6年 〈ショ〉多くの。もろもろの。「諸君・諸侯・諸国・諸派・諸般」 〈もろ〉「諸手・諸肌」 [名のり]つら・もり
しょ‐あく【諸悪】
いろいろの悪事や悪行。また、多くの悪い現象や出来事。「—の根源を断つ」
しょあく‐まくさ【諸悪莫作】
仏語。諸悪をしてはいけないということ。七仏通戒の偈(げ)の初句。
しょ‐う【諸有】
仏語。 1 あらゆるものみな。諸法。 2 《「有」は有情としての存在・生存の意》生命のあるものの生存の状態に種々あること。主として二十五有の迷いの境界をいう。
しょ‐え【諸衛】
平安時代、左右近衛府・左右兵衛府・左右衛門府の総称。
しょ‐えん【諸縁】
仏語。いろいろの因縁。
しょえんおおかがみ【諸艶大鑑】
浮世草子。8巻。井原西鶴作。貞享元年(1684)刊。「好色一代男」の主人公世之介の子世伝が、諸国の遊里の表裏を、くにという女から聞き書きした形で述べたもの。別名「好色二代男」。
しょ‐おう【諸王】
1 多くの王。諸国の王。 2 親王の宣下がなく、また、臣籍にも入らない皇子・皇孫。
しょ‐か【諸夏】
古く中国で、四方の夷狄(いてき)に対して、中国本土、またそこの諸侯の国々をいう語。
しょ‐か【諸家】
1 多くの家。多くの家門。しょけ。 2 多くのいろいろな人。特に、その道の専門家・研究者として認められている人々。「—の意見を聞く」