いい‐だくだく【唯唯諾諾】
[ト・タル][文][形動タリ]少しも逆らわずに他人の言いなりになるさま。「—として命令に服している」
い‐だく【唯諾】
[名](スル)人の言うことをそのまま承知すること。また、その返答。「在来の倫理に—し、在来の道徳を墨守し」〈透谷・明治文学管見〉
いち‐だく【一諾】
頼まれたことを承知して引き受けること。同意。「—を与える」
いな‐せ【否諾】
《「せ」は肯定の意》 1 不承知か承知か。諾否(だくひ)。「さあ、—の返事はいかに」〈咄・御前男・一〉 2 安否(あんぴ)。また、その知らせ。「—の便りもし給はぬは」〈浄・出世景清〉
う【諾】
[感]承諾の気持ちを表す語。うん。「我も否(いな)とも—とも云う暇(いとま)なく」〈鴎外訳・即興詩人〉
うべ【宜/諾】
[副]《平安時代以降は「むべ」と表記されることが多い》肯定する気持ちを表す。なるほど。いかにも。むべ。「山河のさやけき見れば—知らすらし」〈万・一〇三七〉
お【諾】
[感]承諾・応答の意を表す語。はい。「こなたにと召せば、—と、いとけざやかに聞こえて」〈源・行幸〉
おう‐だく【応諾】
[名](スル)人の頼みや申し込みをそのまま引き受けること。承諾。「二つ返事で—する」
かい‐だく【快諾】
[名](スル)依頼や申し入れを快く承諾すること。「資金の援助を—する」
きょ‐だく【許諾】
[名](スル)相手の希望や願いを聞き入れて許すこと。「—を得る」「申し入れを—する」