ござ‐なおし【御座直し】
1 謁見のときに主君が自らの座を移して、相手に敬意を表すこと。「—の侍、御目見得の時、君の御座を直し給ふは臣下の面目也」〈松屋筆記〉 2 《御寝所を整える女の意から》めかけ。「この奉公に出る女を...
さんてんだいごだいさんき【参天台五台山記】
平安後期の旅行記。8巻。成尋(じょうじん)著。延久4年(1072)に日本を出発し、中国の天台山・五台山などの寺を参拝、宋の神宗に謁見したことなどを記したもの。当時の中国仏教の実情を知るための重要資料。
し‐えつ【私謁】
1 天子などに私事のために謁見すること。 2 内々の頼み。個人的な依頼。「賄路行われ—盛んなる官員仲間」〈露伴・露団々〉
シノン【Chinon】
フランス中西部、アンドレ‐エ‐ロアール県、ロアール川の支流ビエンヌ川沿いの町。ロアールワインの代表的な産地として有名。ジャンヌ=ダルクがシャルル7世に謁見したというシノン城がある。
シノン‐じょう【シノン城】
《Château de Chinon》フランス中西部、アンドレ‐エ‐ロアール県の町、シノンにある城。ロアール川の支流ビエンヌ川の中州に位置する。10世紀の創建。12世紀にイングランド王ヘンリー2...
シバのじょおう‐の‐しんでんあと【シバの女王の神殿跡】
《Queen of Sheba's Palace》エチオピア北部の町アクスムにある神殿跡。広大な敷地には、謁見(えっけん)の間や浴室をはじめとする石壁で区切られた部屋が多数残っている。紀元前10...
しゃく‐い【借位】
1 奈良・平安時代、位の低い者に一時的に授けられた高位の位階。高貴の人に謁見したり、外国へ派遣されたりする際に行われた。 2 勅許を受けるまでの間、国司がその管内の神社に仮に授けた位階。
しょう‐けん【請見】
謁見を請うこと。貴人に面会を願うこと。請謁。せいけん。
じょう‐しき【定式】
定まった儀式。また、きまったやり方。ていしき。「父の身分はやっと藩主に—の謁見が出来ると云うのですから」〈福沢・福翁自伝〉
そうしゃ‐ばん【奏者番】
江戸幕府の職名。大名や旗本が年始・五節句などに将軍に謁見するとき、その姓名の言上、進物の披露、将軍からの下賜品の伝達などをつかさどった。奏者役。