お‐こう【御講】
1 寺院での読経、説経の集まり。 2 宮中などで行われた法華八講(ほっけはっこう)などの法会。 3 仏教各宗で、開祖の忌日などに行う仏事。報恩講。御正忌(ごしょうき)。
おこう‐びより【御講日和】
報恩講の行われる11月の末ごろは好天気が続くこと。御講なぎ。《季 冬》
おこ・す【遣す/致す】
[動サ下二] 1 よこす。届けてくる。「講師、もの、酒—・せたり」〈土佐〉 2 (動詞の連用形に付いて)その動作が自分の方へ及ぶことを表す。こちらへ…する。…してくる。「空合はせ(=夢判断)に...
お‐しちや【御七夜】
1 子供が生まれて7日目。また、その祝い。この日、赤ん坊に名をつけることが多い。 2 浄土真宗の報恩講のこと。8日7夜にわたって行われるところからいう。
おそれ‐ざん【恐山】
青森県、下北半島北部の火山。標高828メートル。山頂はカルデラが形成され、火山湖や温泉があり、多数の硫気孔が異様な景観を呈する。湖岸の円通寺では7月の地蔵講に「いたこ」とよばれる巫女(みこ)の口...
お‐たか・い【御高い】
[形]《ひやかしの気持ちで、丁寧の意の「お」を付けたもの》気位が高い。人を見下した態度である。「—・く講えた女性」
おとぎ‐しゅう【御伽衆】
室町末期以後、将軍・大名のそばにいて話し相手や書物の講釈などをした人。御伽坊主。
お‐とくい【御得意】
1 その人が得意とする技芸などを敬意を込めて、また、丁寧にいう語。また、それをからかっていう語。「どういう歌が—ですか」「また—の講釈が始まった」 2 その店の常連の客。ひいき。顧客。「店の—」
お‐とりこし【御取越】
浄土真宗の門徒が、親鸞の忌日である11月28日に行われる親鸞忌を繰り上げ、陰暦10月に各自の家で行う報恩講。《季 冬》
お‐や・む【小止む】
[動マ四] 1 少しの間やむ。「雷(かみ)鳴りやみ、雨すこし—・みぬる程に」〈源・賢木〉 2 とぎれる。中断する。「講師はあきれつつ、—・みがちなり」〈栄花・玉の飾り〉