出典:gooニュース
欧州議会選、環境政党が大幅議席減、環境規制の負担増への不満も背景
欧州連合(EU)の加盟27カ国で6~9日に実施された欧州議会選で、環境保護を掲げる政党が大きく議席を減らす見込みとなった。背景には、環境政策がもたらす市民生活への負担がある。 暫定開票結果によると、欧州議会で七つある会派のうち、環境政党会派「緑のグループ・欧州自由連盟」は3割近く議席を減らし、第4会派から第6会派に滑り落ちる見通しだ。
欧州議会選 右派が過去最多の議席 移民や環境政策に影響の可能性
EU懐疑派では、右派「欧州保守改革」(ECR)は69議席から73議席に、仏極右「国民連合」などが所属する「アイデンティティーと民主主義」(ID)は49議席から58議席に伸長した。 親EU勢力では、最大会派の中道右派「欧州人民党」(EPP)が9議席増の185議席。第2勢力の中道左派「欧州社会民主進歩同盟」(S&D)は2議席減の137議席となった。
分離独立派が第1党維持へ=極右が議席増―ベルギー総選挙
開票率約98%の時点で、北部オランダ語圏の分離独立を目指す右派「新フランデレン同盟(N―VA)」が24議席(改選前24議席)で第1党を維持する見通しとなった。 オランダ語圏の極右政党「フラームス・ベラング(VB)」は20議席(同18議席)に勢力を拡大。デクロー首相が率いるオランダ語圏の中道右派、自由党は7議席(同12議席)に沈んだ。
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