げんじょう【玄上/玄象】
《「げんしょう」とも》平安時代の皇室御物の琵琶の名器。藤原貞敏(さだとし)が唐から持ち帰ったもので、比類のない宝器として尊重され、逸話に富む。 [補説]曲名別項。→絃上
こうかん‐いじょうげんしょう【宏観異常現象】
特別な測定器などを用いず、人の感覚で捉えられた地震の前兆の総称。「井戸水が濁った」「動物が騒ぎ出した」といったことが報告されているが、科学的な因果関係は明らかになっていない。
こうこうど‐はっこうげんしょう【高高度発光現象】
対流圏よりも上層の成層圏・中間圏・熱圏で生じる、発光を伴う放電現象の総称。多く雷雲の上空に発生し、落雷を伴う場合と伴わない場合とがある。ブルージェット、スプライト、エルブスなどが知られる。超高層...
こうじょう‐げんしょう【恒常現象】
暗い所でも白紙が白く見えたり、離れた所に立つ人物があまり小さく見えなかったりするなど、観察条件が変わっても、物の性質が変わらないように知覚される現象。
こうそくさいみん‐げんしょう【高速催眠現象】
⇒高速道路催眠現象
こうそくどうろ‐さいみんげんしょう【高速道路催眠現象】
高速道路を走行中に、疲労や睡眠不足の状態でなくても、意識がもうろうとする現象。高速道路は景色が単調で運転操作が少ないため、眠気や注意力・判断力の低下を起こしやすく、この状態で運転を続けると重大な...
こう‐ぞう【香象】
1 密教の灌頂(かんじょう)の際に用いる象の形をした香炉。象炉。 2 香気を発する発情期の象。強大な力をもつとされる。「—の浪を踏んで大海を渡らん勢ひの如く」〈太平記・一四〉
こうふく‐げんしょう【降伏現象】
物体に力を加えていったとき、物体の変形が急激に増加し、もとに戻らなくなる現象。はじめは弾性変形だが、弾性限界を超えると塑性変形を生じる。このときの力の大きさを降伏点という。
こく‐ぞう【穀象】
「穀象虫」の略。《季 夏》「—のゐる米すこし踏み通る/誓子」
コッホ‐げんしょう【コッホ現象】
BCG接種後、数日以内に接種した部位が赤く腫れたり、化膿したりする現象。これが見られる被接種者は、過去に結核菌に感染している可能性がある。