ぜん‐ぴょう【全豹】
《「晋書」王献之伝から》全体のありさま。全貌(ぜんぼう)。→一斑(いっぱん)を見て全豹を卜(ぼく)す「彼是(ひし)相俟(ま)って始めて—を彷彿する事が出来るかも知れない」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉
ぞう‐あざらし【象海豹】
アザラシ科の哺乳類の総称。巨大な海獣で、雄は体長6.5メートル、体重3.5トンに達する。長い鼻を膨らませて大きな声を立てる。北アメリカの太平洋岸にキタゾウアザラシ、南極海を取り巻く島々にミナミゾ...
ちく‐ひょう【竹豹/筑豹】
ヒョウの毛皮の、斑紋の大きなもの。「—ぞ、—ぞ、と言ひて、豹のまねをつくさん」〈宇治拾遺・五〉
バイカル‐あざらし【バイカル海豹】
《Baikal seal》アザラシ科の哺乳類。バイカル湖特産。頭胴長1.1〜1.3メートル。
ひょう【豹】
ネコ科の哺乳類。ライオン・トラに次ぎ大形で、体長1.4〜1.8メートル、尾長85〜110センチ。黄色い地に梅花模様の黒斑があるが、全身黒色のものもいる。アジア・アフリカの平原・森林などに単独で暮...
ひょう【豹】
[人名用漢字] [音]ヒョウ(ヘウ)(呉) 獣の名。ヒョウ。「豹変・豹文(ひょうもん)/虎豹(こひょう)・全豹」 [名のり]はだら [難読]海豹(あざらし)
ふいり‐あざらし【斑入海豹】
アザラシ科の一種。体長約1.4メートル。体は灰褐色で、銭形の粗い斑紋をもつ。北極海に多い。幼獣は真っ白い毛で覆われている。貝を主食とする。輪紋(わもん)あざらし。
ゆき‐ひょう【雪豹】
ネコ科の哺乳類。体長1.2メートル、尾長93センチくらい。ヒョウに似て、灰白色の地に梅花状の黒斑があり、尾は太い。ヒマラヤ地方の山岳地帯に生息する。
わもん‐あざらし【輪紋海豹】
フイリアザラシの別名。