ぞう【贓】
[音]ゾウ(ザウ)(慣) 1 不正な手段で手に入れた物。盗品。盗品を隠す。「贓品・贓物」 2 賄賂(わいろ)を受け取る。「贓吏」
ぞう‐しゅうわい【贈収賄】
贈賄と収賄。賄賂(わいろ)を贈ることと受け取ること。「—事件」
ぞう‐り【贓吏】
賄賂(わいろ)をとる役人。不正な利益をむさぼる官吏。
ぞう‐わい【贈賄】
[名](スル)賄賂(わいろ)をおくること。⇔収賄。
ぞうわい‐ざい【贈賄罪】
公務員などに対し、賄賂を与えたり、その申し込みや約束をしたりする罪。刑法第198条が禁じ、3年以下の懲役または250万円以下の罰金に処せられる。 [補説]刑法第197条が禁じる収賄罪・受託収賄罪...
たぬま‐じだい【田沼時代】
江戸中期、田沼意次が側用人・老中として幕政の実権を握っていた明和4年(1767)から天明6年(1786)の時期をいう。印旛沼(いんばぬま)の開拓、蝦夷(えぞ)地の開発、商業資本の利用など積極的な...
だいさんしゃきょうわい‐ざい【第三者供賄罪】
公務員が特定の職務行為を行うよう、または行うべき職務をしないよう依頼(請託)され、第三者への賄賂を供与させたり、その要求・約束をしたりする罪。刑法第197条の2が禁じ、5年以下の懲役に処せられる...
つか・う【使う/遣う】
[動ワ五(ハ四)] 1 人に何かの働きをさせる。人を雇ったり、言いつけたりして用をさせる。「人を—・って事業を始める」「人に—・われる」 2 物などをある目的のために用いる。道具・材料などを役立...
つかま・せる【掴ませる】
[動サ下一][文]つかま・す[サ下二] 1 つかむようにさせる。つかます。「赤ん坊にがらがらを—・せる」 2 賄賂(わいろ)を受け取らせる。にぎらせる。つかます。「金を—・せて口止めする」 3 ...
天(てん)知(し)る地(ち)知(し)る我(われ)知(し)る子(し)知(し)る
《「後漢書」楊震伝から。後漢の楊震が賄賂(わいろ)を断るときに言ったという》他人は知るまいと思っても、天地の神々も、自分も、それをするあなたも知っている。悪事は必ずいつかは露見するものだというこ...