はち‐の‐こ【蜂の子】
1 ハチの幼虫。特に、クロスズメバチの幼虫。信州地方で甘露煮や蜂の子飯などにして賞味。《季 秋》 2 カヤ(榧)の実のこと。
はっきゅうざんえい【白球残映】
赤瀬川隼の短編小説集。平成7年(1995)刊行。同年、第113回直木賞受賞。
ハッタラはわがこきょう【ハッタラはわが故郷】
鶴田知也による児童文学作品。昭和29年(1954)から昭和30年(1955)にかけて、「小学六年生」誌に連載。昭和30年(1955)の小学館児童文化賞を受賞。
はつこさん【初子さん】
赤染晶子の短編小説。平成16年(2004)、第99回文学界新人賞を受賞。
はつるそこなき【果つる底なき】
池井戸潤の小説。平成10年(1998)、第44回江戸川乱歩賞受賞。都市銀行を舞台とするミステリー。
はなおかせいしゅうのつま【華岡青洲の妻】
有吉佐和子の長編小説。江戸時代の医師華岡青洲の、妻と姑との確執を描く。昭和42年(1967)刊。同年、第6回女流文学賞受賞。映画化・戯曲化もされている。
はな‐かがり【花篝】
夜桜を観賞するために焚くかがり火。京都祇園(ぎおん)のものが有名。《季 春》「二つある我影見えて—/青嵐」
はなかげのはな【花影の花】
平岩弓枝の時代小説。副題「大石内蔵助の妻」。赤穂浪士、大石内蔵助の妻、りくの生涯を描く。平成2年(1990)刊行。第25回吉川英治文学賞を受賞。
はな‐きりん【花麒麟】
トウダイグサ科の常緑低木。高さ50〜90センチ。枝は太く、屈曲し、鋭いとげがあってサボテンに似る。葉は倒卵形でつやがある。夏、紅色の苞(ほう)をもつ雄花と雌花とが集まって咲く。マダガスカル島の原...
はなくたし【花腐し】
松浦寿輝の短編小説。平成12年(2000)発表。同年、第123回芥川賞受賞。