ほうかんき【幇間記】
長尾宇迦(ながおうか)による短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は原敬への無償の奉仕に生きた床屋の生涯を描いたもの。作品集は平成元年(1989)刊行で、直木賞候補作となった「幽霊記」を...
ほうしゅんもん【逢春門】
寺内大吉の処女小説。昭和30年(1955)第47回サンデー毎日大衆文芸賞。
ほうしょう‐ひ【報償費】
1 地方公共団体などの会計処理で使用される勘定科目の一つ。報償金・謝礼金・褒賞金・報奨金・賞賜金・買上金・賞金、および記念品等の物品購入代金の支払いなどを計上するために使用される。 2 内閣官房...
ほう‐じょう【褒状】
行為・業績などをほめることを記した文書。賞状。
ほうじょうきしき【方丈記私記】
堀田善衛の著作。20代で東京大空襲を体験した著者がリアリストとしての鴨長明を再発見し「方丈記」の新たな読みを試みた作品。昭和46年(1971)刊。第25回毎日出版文化賞(伝記・随筆・評論・紀行部...
ほう‐び【褒美】
1 ほめて与える金品。褒賞。「—をとらせる」 2 ほめること。褒賞。「あまり及ばぬ風体(ふうてい)のみなれば、又諸人の—欠けたり」〈花伝・五〉
ほうよう【抱擁】
日野啓三の長編小説。昭和57年(1982)刊。同年の第10回泉鏡花文学賞受賞。
ほうようかぞく【抱擁家族】
小島信夫の小説。ひとつの家庭が妻の不倫をきっかけに崩壊していく様子を描く。昭和40年(1965)発表。同年、第1回谷崎潤一郎賞受賞。昭和46年(1971)、作者自身の脚本にて舞台化。
ほかならぬひとへ【ほかならぬ人へ】
白石一文の中編小説。奔放な女性と結婚した名門家出身の男性を主人公に、男女の恋愛を描く。平成21年(2009)刊行。同年、第142回直木賞受賞。
ほこら‐か【誇らか】
[形動][文][ナリ]得意そうなさま。誇らしげなさま。ほこりか。「—な顔で受賞のあいさつをする」