もて‐あそ・ぶ【弄ぶ/玩ぶ/翫ぶ】
[動バ五(四)] 1 手に持って遊ぶ。手であれこれいじる。「ハンカチを—・ぶ」 2 心の慰みとして愛する。賞翫(しょうがん)する。「書画骨董を—・ぶ」 3 好き勝手に扱う。楽しむかのように、思い...
もどりがわしんじゅう【戻り川心中】
連城三紀彦の短編小説、および同作を表題作とする小説集。昭和55年(1980)「小説現代」誌4月号に掲載。大正時代の架空の天才歌人による心中事件の裏側と、創作の秘密を描く。第34回日本推理作家協会...
ものがたりせんごぶんがくし【物語戦後文学史】
本多秋五による戦後の日本文学史。書評新聞「週刊読書人」に昭和33年(1958)から昭和38年(1963)にかけて連載。単行本は昭和35年(1960)から昭和40年(1965)にかけて、正、続、完...
ものがたりのあくるひ【物語の明くる日】
富岡多恵子の詩集。昭和35年(1960)刊。翌年の第2回室生犀星詩人賞を受賞。
ものくうひとびと【もの食う人びと】
辺見庸による世界各国の食と人間を主題とするルポルタージュ。平成5年(1993)3月から共同通信が全国の加盟各新聞に配信を開始、各紙で連載され反響を呼ぶ。単行本は平成6年(1994)刊行。第16回...
もふくのこ【喪服の子】
山本道子の短編小説および同作を表題作とする作品集。作品集は平成4年(1992)刊行で、翌年第21回泉鏡花文学賞を受賞。
もみじ‐あおい【紅葉葵】
アオイ科の多年草。高さ約2メートルになり、茎は木質化する。葉は深く手のひら状に裂けていて、カエデに似る。夏、赤い大きな5弁花を開き、1日でしぼむ。北アメリカの原産。観賞用。紅蜀葵(こうしょっき)...
もみのきはのこった【樅ノ木は残った】
山本周五郎の長編歴史小説。江戸時代初期に仙台藩で起きたお家騒動を題材に、藩取り潰しの陰謀に立ち向かう家老、原田甲斐の孤独な闘いを描く。昭和29年(1954)から昭和31年(1956)にかけて「日...
モモ【(ドイツ)Momo】
ドイツの児童文学者、エンデによる長編の童話。少女モモが、時間泥棒に奪われた人々の時間を取り戻す冒険を描いたファンタジー。1973年刊行。翌年、ドイツ児童文学賞を受賞。
ももじりむすめ【桃尻娘】
橋本治の小説、および同作を第1作とする小説シリーズ。著者のデビュー作。第1作は昭和52年(1977)の第29回小説現代新人賞で佳作となり、翌年刊行された。以後「その後の仁義なき桃尻娘」「無花果(...